428 :名無し物書き@推敲中?:04/09/01 15:45
俺の近所に住んでた爺さんの話。
一人暮らしだった爺さんは子供好きで、ちっちゃい頃の俺もよく遊んでもらってた。ある時、爺さんの家で見た暴れん坊将軍(だったと思う)の1シーンで老中と主役が「じい」「若」と呼び合うのを二人で真似して
俺「じい!今日も遊びに来たぞ。」
爺「若、よくぞいらっしゃいました。」
なんて呼び合って遊んでいた。
そんな関係は俺が他県の大学に進学するまで延々と続いていた。
卒業後に実家に戻ってきたらなんと「じい」が脳卒中やって入院中だという。さっそく見舞いに行ってみたら「じい」はたくさんの管に繋がれてベッドに横たわっていた。看護士の話では外界からの刺激にはなんの反応も示さない状態だと言う。
俺は「じい」に呼びかけてみた。
「じい、俺だぞ。覚えてるか?」
ダメもとのつもりだった。・・・が、次の瞬間、閉じられていた「じい」の目がカッと見開きそして今まで昏睡してたとは思えないようなハッキリとした声で喋った。
「若、ご立派になられましたな。」
もう意識が戻ることはないと聞かされていた俺、そしてソレを言った当の本人である看護士。二人して悲鳴をあげるほどビックリした。付き添いで来ていたオカンなどは腰を抜かしたほどである。直ちに医師が呼ばれ「じい」の意識回復の検査が行われたが、その頃には再び「じい」の目は閉じられていた。
そして結局、それっきり目覚めることのないまま半月後、「じい」は永遠の眠りについてしまったのだった。
後に医師から聞かされた話なのだが、「じい」が脳に負った障害は重く、そこから意識が回復した例は聞いたことがない、というかまずあり得ないということであった。だがあの場にいた俺は、オカンは、看護士は、確かにその《あり得ない事態》を見た。そして聞いたのだ。
「アンタに会うために目を覚ましたんだろうね。」 とは腰を抜かしてたオカンの談である。そして「じい」の残してくれた言葉に恥じぬようになろうと心に誓ったものの結局こんな時間から2chに入り浸ってるような、天国の「じい」に申し訳ない俺なのであった。
俺の近所に住んでた爺さんの話。
一人暮らしだった爺さんは子供好きで、ちっちゃい頃の俺もよく遊んでもらってた。ある時、爺さんの家で見た暴れん坊将軍(だったと思う)の1シーンで老中と主役が「じい」「若」と呼び合うのを二人で真似して
俺「じい!今日も遊びに来たぞ。」
爺「若、よくぞいらっしゃいました。」
なんて呼び合って遊んでいた。
そんな関係は俺が他県の大学に進学するまで延々と続いていた。
卒業後に実家に戻ってきたらなんと「じい」が脳卒中やって入院中だという。さっそく見舞いに行ってみたら「じい」はたくさんの管に繋がれてベッドに横たわっていた。看護士の話では外界からの刺激にはなんの反応も示さない状態だと言う。
俺は「じい」に呼びかけてみた。
「じい、俺だぞ。覚えてるか?」
ダメもとのつもりだった。・・・が、次の瞬間、閉じられていた「じい」の目がカッと見開きそして今まで昏睡してたとは思えないようなハッキリとした声で喋った。
「若、ご立派になられましたな。」
もう意識が戻ることはないと聞かされていた俺、そしてソレを言った当の本人である看護士。二人して悲鳴をあげるほどビックリした。付き添いで来ていたオカンなどは腰を抜かしたほどである。直ちに医師が呼ばれ「じい」の意識回復の検査が行われたが、その頃には再び「じい」の目は閉じられていた。
そして結局、それっきり目覚めることのないまま半月後、「じい」は永遠の眠りについてしまったのだった。
後に医師から聞かされた話なのだが、「じい」が脳に負った障害は重く、そこから意識が回復した例は聞いたことがない、というかまずあり得ないということであった。だがあの場にいた俺は、オカンは、看護士は、確かにその《あり得ない事態》を見た。そして聞いたのだ。
「アンタに会うために目を覚ましたんだろうね。」 とは腰を抜かしてたオカンの談である。そして「じい」の残してくれた言葉に恥じぬようになろうと心に誓ったものの結局こんな時間から2chに入り浸ってるような、天国の「じい」に申し訳ない俺なのであった。
389 :名無しさん@明日があるさ :04/11/26 21:17:47
学生時代、書類の手続きで1年半ぶりに実家に帰った時のこと。
本当は泊まる予定だったんだが、次の日に遊ぶ予定が入ってしまったので結局日帰りにしてしまった。
母にサインやら捺印やらをしてもらい、帰ろうとして玄関で靴紐を結んでいると、父が会社から帰ってきた。
口数が少なく、何かにつけて小言や私や母の愚痴を言う父親のことが苦手で、一緒に居ると息苦しさを感じていたの私は、父が帰宅する前に帰ってしまいたいというのも、日帰り、ひいては通えない距離の学校を選んだの理由の一つだった。
父が、「お前、泊まるんじゃなかったのか」と訊いたので、
「ちょっと忙しいから」とぶっきらぼうに答えると、手に持っていたドーナツの箱を私に差し出し、「これやるから、電車の中で食え。道中長いだろうから」と言った。
駅に着くと、電車は行ったばかりのようで人気がなく、30分は
待たされるようだった。
小腹が減ったので、父からもらったドーナツの箱を開けた。
3個ずつ3種類入っていた。
家族3人でお茶するつもりだったんだなぁ。
でも、私が9個貰っても食べきれないよ。
箱の中を覗き込みながら苦笑した。
その直後。
あぁ、あの人は凄く不器用なだけなんだろうな―。
ふとそう思うと、涙がぼろぼろ出てきた。
様々な感情や思い出が泡のように浮かんでは消えるけど、どれもこれも切なかったり苦かったりばっかりで。
手持ちのポケットティッシュが無くなっても、ハンカチが洗濯して干す前みたいに濡れても涙は止まらなくて、結局、一本あとの電車が来るまで駅のベンチでずっと泣き続けていた。
学生時代、書類の手続きで1年半ぶりに実家に帰った時のこと。
本当は泊まる予定だったんだが、次の日に遊ぶ予定が入ってしまったので結局日帰りにしてしまった。
母にサインやら捺印やらをしてもらい、帰ろうとして玄関で靴紐を結んでいると、父が会社から帰ってきた。
口数が少なく、何かにつけて小言や私や母の愚痴を言う父親のことが苦手で、一緒に居ると息苦しさを感じていたの私は、父が帰宅する前に帰ってしまいたいというのも、日帰り、ひいては通えない距離の学校を選んだの理由の一つだった。
父が、「お前、泊まるんじゃなかったのか」と訊いたので、
「ちょっと忙しいから」とぶっきらぼうに答えると、手に持っていたドーナツの箱を私に差し出し、「これやるから、電車の中で食え。道中長いだろうから」と言った。
駅に着くと、電車は行ったばかりのようで人気がなく、30分は
待たされるようだった。
小腹が減ったので、父からもらったドーナツの箱を開けた。
3個ずつ3種類入っていた。
家族3人でお茶するつもりだったんだなぁ。
でも、私が9個貰っても食べきれないよ。
箱の中を覗き込みながら苦笑した。
その直後。
あぁ、あの人は凄く不器用なだけなんだろうな―。
ふとそう思うと、涙がぼろぼろ出てきた。
様々な感情や思い出が泡のように浮かんでは消えるけど、どれもこれも切なかったり苦かったりばっかりで。
手持ちのポケットティッシュが無くなっても、ハンカチが洗濯して干す前みたいに濡れても涙は止まらなくて、結局、一本あとの電車が来るまで駅のベンチでずっと泣き続けていた。
846 :名無したん(;´Д`)ハァハァ :04/08/16 16:24 ID:o0cRFOQ4
大学生のとき、一人暮らしのアパートを引っ越すことになった。
友人数人と、電車45で分ぐらい離れた実家から姉が手伝いに来てくれたのだが、なぜか姉はデカイ荷物持参。「?」と思いつつ作業を開始し、昼飯時。コンビニや食べ物屋に行くのも大変な田舎のこと。しかし俺は見栄はって、仕出屋に寿司の出前を頼んでおいた。友人らには大好評。夕方前には引越し終了。
新居でひとまず落ち着いて、友人らも帰っていった。
が、最後まで残っていた姉が、例のデカイ荷物をもったまま帰ろうとする。「引っ越し祝いか何かじゃないのか?」と問い詰めても言葉を濁すばかり。じれったくなってむりやり荷物を奪い中身を見ると――大量のオニギリだった。
「引越しで台所も片付けてるし、みんなお昼に食べるものないだろうと思ったんだけど……。すごいお寿司とか出てきたから、出しにくくなっちゃった」
恥ずかしそうに苦笑する姉。俺は泣きそうになった。
もちろんそのオニギリは全部ひきとって、ラップにくるんで冷凍保存し、一週間かけて全部食べた。最高にうまいおにぎりだった。
大学生のとき、一人暮らしのアパートを引っ越すことになった。
友人数人と、電車45で分ぐらい離れた実家から姉が手伝いに来てくれたのだが、なぜか姉はデカイ荷物持参。「?」と思いつつ作業を開始し、昼飯時。コンビニや食べ物屋に行くのも大変な田舎のこと。しかし俺は見栄はって、仕出屋に寿司の出前を頼んでおいた。友人らには大好評。夕方前には引越し終了。
新居でひとまず落ち着いて、友人らも帰っていった。
が、最後まで残っていた姉が、例のデカイ荷物をもったまま帰ろうとする。「引っ越し祝いか何かじゃないのか?」と問い詰めても言葉を濁すばかり。じれったくなってむりやり荷物を奪い中身を見ると――大量のオニギリだった。
「引越しで台所も片付けてるし、みんなお昼に食べるものないだろうと思ったんだけど……。すごいお寿司とか出てきたから、出しにくくなっちゃった」
恥ずかしそうに苦笑する姉。俺は泣きそうになった。
もちろんそのオニギリは全部ひきとって、ラップにくるんで冷凍保存し、一週間かけて全部食べた。最高にうまいおにぎりだった。
363 :名無し物書き@推敲中?:04/08/04 12:20
長文をお許しください。
家内を亡くしました。お腹に第二子を宿した彼女が乗ったタクシーは、病院に向かう途中に居眠り運転のトラックと激突。即死のようでした。警察から連絡が来たときはひどい冗談だと思いました。いつものように今朝も笑顔で送ってくれたのに。冷たくなった彼女と対面しても現実の事態として理解できませんでした。
帰宅して呆然としているところ、トラックを運転していた男性の父親と婚約者の訪問を受けました。父親は土下座しながら、「自分と家内が死んでお詫びするから、息子には生きていく事を許してほしい」と。警察から聞いたところによると、入院している母親の治療費を稼ぐため男性は無理な労働をしており、それが居眠り運転をした原因のようでした。
同様に土下座している婚約者に目をやると、若くて綺麗な女性にもかかわらず荒れた手をしています。本来ならとっくに結婚しているところ、運転手の母親の入院のために延期し、彼女もまた入院費を捻出するために懸命に働いていると聞きました。私は何て言葉をかければいいのか分かりませんでした。
家内の葬儀にはトラック運転手が警察官に伴われて参列しました。彼には思い切り罵詈雑言をぶつけ、殴ってやろうと思いました。一生憎むつもりでした。しかし、震えながら土下座し私の顔を見ることのできない彼を見ると、「彼もまたこれから苦しみを背負っていく人間なのだろう」との思いがよぎりました。
「つまらない人間のために家内を亡くしたと思いたくない。罪は罪として償ってもらうが、その後はきちんと生きて欲しい」。私が彼にかけた言葉です。正しかったかどうか分かりません。本当の私の本音かどうかもわかりません。ただ、私には彼を憎むことができませんでした。震える声で返事をする彼をみると私の気持ちは伝わったようです。
怒りをぶつけられる相手だったらよかったのに。彼そして彼の家族に会わなければよかった。
葬儀の後ようやく一人になれてウィスキーをなめていると3歳の長男が起きてきました。私の横にすわりながら「お母さん大好きだったんでしょ。いなくなって悲しいんでしょ。悲しいときは泣くんだよ」と。私は息子の前でも家内を愛していることを口に出す父親でした。好きな女と生きていける幸せをいつも伝えてました。息子相手に、付き合った時どんなに楽しかったか、私の子供を生んでくれてどんなに嬉しかったか、どれくらい幸せにしてくれたか、と家内の思い出をぽつぽつと語っているうちに涙がとまらなくなりました。
今思えば、この時になってようやく家内及びお腹の子の死を現実のものとして捉えることができました。そう、悲しくて泣くことによって。凍結した感情が解凍したことによって。
情けない父親でごめんな。
交通刑務所にいるトラック運転手から時折手紙が届きます。謝罪をつづった言葉ばかりですが、行間から彼もまた苦しんでいる様子が伺えます。人の命を奪った自分が生きていってもいいのだろうか、と。また、彼の婚約者から毎月手紙とともに金が送付されてます。最初は受け取りを拒否しようと思いましたが、考えを変えて新しく作った口座に預金しています。彼が出所したらファイルに綴じた彼の手紙とともに通帳を渡すつもりです。そして「これらのものを背負いつつ、きちんと人生を歩んで欲しい」と伝えるつもりです。
私たち親子もまた大事な家族を失った事実を背負って生きていきます。私は父親として、社会人として一生懸命な背中を息子に見せ、息子の目に写る私は誰よりも強い男であるべく努めたいと思っております。家内が安心できるように。二人で頑張っていきます。
だから時々泣くことは許して欲しい。誰にも分からないようにするから。
長文をお許しください。
家内を亡くしました。お腹に第二子を宿した彼女が乗ったタクシーは、病院に向かう途中に居眠り運転のトラックと激突。即死のようでした。警察から連絡が来たときはひどい冗談だと思いました。いつものように今朝も笑顔で送ってくれたのに。冷たくなった彼女と対面しても現実の事態として理解できませんでした。
帰宅して呆然としているところ、トラックを運転していた男性の父親と婚約者の訪問を受けました。父親は土下座しながら、「自分と家内が死んでお詫びするから、息子には生きていく事を許してほしい」と。警察から聞いたところによると、入院している母親の治療費を稼ぐため男性は無理な労働をしており、それが居眠り運転をした原因のようでした。
同様に土下座している婚約者に目をやると、若くて綺麗な女性にもかかわらず荒れた手をしています。本来ならとっくに結婚しているところ、運転手の母親の入院のために延期し、彼女もまた入院費を捻出するために懸命に働いていると聞きました。私は何て言葉をかければいいのか分かりませんでした。
家内の葬儀にはトラック運転手が警察官に伴われて参列しました。彼には思い切り罵詈雑言をぶつけ、殴ってやろうと思いました。一生憎むつもりでした。しかし、震えながら土下座し私の顔を見ることのできない彼を見ると、「彼もまたこれから苦しみを背負っていく人間なのだろう」との思いがよぎりました。
「つまらない人間のために家内を亡くしたと思いたくない。罪は罪として償ってもらうが、その後はきちんと生きて欲しい」。私が彼にかけた言葉です。正しかったかどうか分かりません。本当の私の本音かどうかもわかりません。ただ、私には彼を憎むことができませんでした。震える声で返事をする彼をみると私の気持ちは伝わったようです。
怒りをぶつけられる相手だったらよかったのに。彼そして彼の家族に会わなければよかった。
葬儀の後ようやく一人になれてウィスキーをなめていると3歳の長男が起きてきました。私の横にすわりながら「お母さん大好きだったんでしょ。いなくなって悲しいんでしょ。悲しいときは泣くんだよ」と。私は息子の前でも家内を愛していることを口に出す父親でした。好きな女と生きていける幸せをいつも伝えてました。息子相手に、付き合った時どんなに楽しかったか、私の子供を生んでくれてどんなに嬉しかったか、どれくらい幸せにしてくれたか、と家内の思い出をぽつぽつと語っているうちに涙がとまらなくなりました。
今思えば、この時になってようやく家内及びお腹の子の死を現実のものとして捉えることができました。そう、悲しくて泣くことによって。凍結した感情が解凍したことによって。
情けない父親でごめんな。
交通刑務所にいるトラック運転手から時折手紙が届きます。謝罪をつづった言葉ばかりですが、行間から彼もまた苦しんでいる様子が伺えます。人の命を奪った自分が生きていってもいいのだろうか、と。また、彼の婚約者から毎月手紙とともに金が送付されてます。最初は受け取りを拒否しようと思いましたが、考えを変えて新しく作った口座に預金しています。彼が出所したらファイルに綴じた彼の手紙とともに通帳を渡すつもりです。そして「これらのものを背負いつつ、きちんと人生を歩んで欲しい」と伝えるつもりです。
私たち親子もまた大事な家族を失った事実を背負って生きていきます。私は父親として、社会人として一生懸命な背中を息子に見せ、息子の目に写る私は誰よりも強い男であるべく努めたいと思っております。家内が安心できるように。二人で頑張っていきます。
だから時々泣くことは許して欲しい。誰にも分からないようにするから。
メモ(天国からのビデオレター)
2005年1月14日 メモ402 :名無し物書き@推敲中?:04/08/24 14:30
サキちゃんのママは重い病気と闘っていたが、死期を悟ってパパを枕元に呼んだ。
その時、サキちゃんはまだ2歳。
「あなた、サキのためにビデオを3本残します。
このビデオの1本目は、サキの3歳の誕生日に。2本目は小学校の入学式に。
そして3本目は…○○○の日に見せてあげてください」
まもなく、サキちゃんのママは天国へと旅立った。
そして、サキちゃんの3歳の誕生日。1本目のビデオがかけられた。
(ビデオからつないだテレビ画面に、病室のママが映し出される)
「サキちゃん、お誕生日おめでとう。ママ、うれしいなぁ。
でもママはね、テレビの中に引っ越したの。だから、こうやってしか会えない。
パパの言うことをよく聞いて、おりこうさんでいてね。だったら、ママ、また会いに来ます」
サキちゃんの小学校入学の日。2本目のビデオ。
「サキちゃん、大きくなったネ。おめでとう……。ママ、うれしいな。どんなにこの日を待っていたか。
サキちゃん、ちゃんと聞いてね。
ママが今住んでいるところは、天国なの。だから、もう会えない。
でもね、パパのお手伝いがちゃんとできたら、ママ、もう一回だけ、会いに来ます。
じゃあ、魔法をかけるよ。 エイッ!
ほうら、サキちゃんは料理や洗濯ができるようになりました」
そして3本目のビデオ。そのタイトルは、こう書いてあった。
「新しいママが来た日のサキちゃんに」
そしてサキちゃんが10歳の時、パパは再婚し、新しいママが来た。
3人いっしょに、3本目のビデオを見つめた。
なつかしいママの顔が映し出された。
「サキちゃん、おうちの仕事、がんばったね。えらかったね。
でも、もう大丈夫。新しいママが来たんだから。
……
サキちゃん。今日で本当にお別れです。
……
サキちゃん、今、身長はどれくらい?ママには見えない。
(泣き崩れ、カメラを抱え込む姿が映る)
ママ、もっと生きたい…。
あなたのために、おいしいものいっぱいつくってあげたい…。
あなたの成長を見つめていたい…。
じゃあ、サキちゃん、これがママの最後の魔法です。
それは、『ママを忘れる魔法』です。
ママを忘れて、パパと、新しいママと、楽しい暮らしをつくってください。
では、魔法をかけます。1、2、3、ハイッ!」
そこでビデオは終わった。
しかし、サキちゃんに、この魔法は効かなかった。
パパと、新しいママにも効かなかった。
ママは、みんなの心の中に、ちゃんと残っていた。
そして今度は、サキちゃんが主役の、4本目のビデオがつくられたのだった。
天国のママに見てもらうために
サキちゃんのママは重い病気と闘っていたが、死期を悟ってパパを枕元に呼んだ。
その時、サキちゃんはまだ2歳。
「あなた、サキのためにビデオを3本残します。
このビデオの1本目は、サキの3歳の誕生日に。2本目は小学校の入学式に。
そして3本目は…○○○の日に見せてあげてください」
まもなく、サキちゃんのママは天国へと旅立った。
そして、サキちゃんの3歳の誕生日。1本目のビデオがかけられた。
(ビデオからつないだテレビ画面に、病室のママが映し出される)
「サキちゃん、お誕生日おめでとう。ママ、うれしいなぁ。
でもママはね、テレビの中に引っ越したの。だから、こうやってしか会えない。
パパの言うことをよく聞いて、おりこうさんでいてね。だったら、ママ、また会いに来ます」
サキちゃんの小学校入学の日。2本目のビデオ。
「サキちゃん、大きくなったネ。おめでとう……。ママ、うれしいな。どんなにこの日を待っていたか。
サキちゃん、ちゃんと聞いてね。
ママが今住んでいるところは、天国なの。だから、もう会えない。
でもね、パパのお手伝いがちゃんとできたら、ママ、もう一回だけ、会いに来ます。
じゃあ、魔法をかけるよ。 エイッ!
ほうら、サキちゃんは料理や洗濯ができるようになりました」
そして3本目のビデオ。そのタイトルは、こう書いてあった。
「新しいママが来た日のサキちゃんに」
そしてサキちゃんが10歳の時、パパは再婚し、新しいママが来た。
3人いっしょに、3本目のビデオを見つめた。
なつかしいママの顔が映し出された。
「サキちゃん、おうちの仕事、がんばったね。えらかったね。
でも、もう大丈夫。新しいママが来たんだから。
……
サキちゃん。今日で本当にお別れです。
……
サキちゃん、今、身長はどれくらい?ママには見えない。
(泣き崩れ、カメラを抱え込む姿が映る)
ママ、もっと生きたい…。
あなたのために、おいしいものいっぱいつくってあげたい…。
あなたの成長を見つめていたい…。
じゃあ、サキちゃん、これがママの最後の魔法です。
それは、『ママを忘れる魔法』です。
ママを忘れて、パパと、新しいママと、楽しい暮らしをつくってください。
では、魔法をかけます。1、2、3、ハイッ!」
そこでビデオは終わった。
しかし、サキちゃんに、この魔法は効かなかった。
パパと、新しいママにも効かなかった。
ママは、みんなの心の中に、ちゃんと残っていた。
そして今度は、サキちゃんが主役の、4本目のビデオがつくられたのだった。
天国のママに見てもらうために
32 :名無しさん@明日があるさ :04/09/16 01:24:55
俺の母親は俺が十二歳の時に死んだ。
ただの風邪で入院してから一週間後に、死んだ。
親父は俺の二十歳の誕生日の一ヶ月後に死んだ。
俺の二十歳の誕生日に入院中の親父から手紙を渡された。
黄ばんだ封筒を開けるとセロハンテープの後がくっきり写る。
中を読むとお袋からの手紙だった。
『パパになったたけしへ』
内容は俺が生まれた時のことから中学の入学した頃までのことが書いてあった。
生まれた子が俺で良かったって。短い間だったけど楽しかったって。
感謝してるって。でも、ゴメンって。
だからあなたの子供にはあなたと同じ思いはさせないで頂戴って。
泣きながら読んでる俺に親父が謝った。
すまんなって。でも何を謝ることがあるのか。
お袋が死んでから親父は忙しい中俺のために働いてくれた。
遊びにも連れてってくれた。反抗期の息子に何を言われても黙ってた。
俺は知ってた。お袋が死んだ直後親父の手に出来た沢山の包丁傷の跡。
あれほど好きだったゴルフをやめたこと。いつの間にかタバコもやめてたな。
こっちこそゴメン。ダメな息子でゴメン。
俺は普通の人より早く両親を亡くしてるだろうけど、他の誰にも負けないくらい幸せだ。
家族3人で過ごした思い出は何よりの宝物。
父さん、母さん、ありがと、ほんとにありがと。
俺の母親は俺が十二歳の時に死んだ。
ただの風邪で入院してから一週間後に、死んだ。
親父は俺の二十歳の誕生日の一ヶ月後に死んだ。
俺の二十歳の誕生日に入院中の親父から手紙を渡された。
黄ばんだ封筒を開けるとセロハンテープの後がくっきり写る。
中を読むとお袋からの手紙だった。
『パパになったたけしへ』
内容は俺が生まれた時のことから中学の入学した頃までのことが書いてあった。
生まれた子が俺で良かったって。短い間だったけど楽しかったって。
感謝してるって。でも、ゴメンって。
だからあなたの子供にはあなたと同じ思いはさせないで頂戴って。
泣きながら読んでる俺に親父が謝った。
すまんなって。でも何を謝ることがあるのか。
お袋が死んでから親父は忙しい中俺のために働いてくれた。
遊びにも連れてってくれた。反抗期の息子に何を言われても黙ってた。
俺は知ってた。お袋が死んだ直後親父の手に出来た沢山の包丁傷の跡。
あれほど好きだったゴルフをやめたこと。いつの間にかタバコもやめてたな。
こっちこそゴメン。ダメな息子でゴメン。
俺は普通の人より早く両親を亡くしてるだろうけど、他の誰にも負けないくらい幸せだ。
家族3人で過ごした思い出は何よりの宝物。
父さん、母さん、ありがと、ほんとにありがと。
31 :1 :04/12/09 14:24:04 ID:KQOgpMNT
子供の頃、家は流行らない商店で貧乏だった。
母がパートに出て何とか生活できているよう程度の生活だ。
学校の集金のたびに母親がため息をついていたのをよく憶えている。
別段、小学校、中学校は何とも思わなかったけれど、
高校の入り、進学を考えた頃から両親と喧嘩することが多くなった。
私は大学に進みたかった。美大に行って本格的に絵を描きたかったからだ。
しかし進学するのに必要なお金など、どう考えても捻出できなかった。
毎日、昼のパート、夕方からのパートと掛け持ちで働き、くたくたになっている母親に、
「何で進学できないんだよ!子供の進学資金も出せないようじゃ親失格だぜ!」
と言ったことがある。
母親は涙ぐみ何も言わなかった。
その姿にハッと我に返ったが、ぶつけようのない悔しさが邪魔をしてそのまま謝りもしなかった。
しばらく後になって、あの時なぜ謝らなかったのだろうと猛烈に悔やむことになった。
母親は事故で亡くなり、直接謝ることは出来なくなってしまったのだ。
パートの帰りの運転中の事故だった。
交差点に突っ込んでの事故で、ブレーキ痕もない、、
過労だと思う、、
葬式の後、母の部屋を整理していて日記とも家計簿とも取れるようなノートを見つけた。
食費や光熱費、、、私は家計をやりくりした事など当然ないが、
そんな私が見てもギリギリの生活だった。
母親が自分のために使ったものなど何一つなかった。
なのに、、私のための進学のための貯金があった。
ぎりぎりの生活の中で、本当に数百円の単位で毎月貯金してあった。
私が怒鳴ったあたりから、パートの時間が増えていた。
後でわかった事だが、パートの勤務時間を頼み込んで増やしていたようだ。
増えた分は全て貯金、、
私はバカだった。
自分のことだけだった。
母の笑った顔を最後に見たのはいつだったろう?
私は何一つ親孝行などしてない、
母がいなくなってから、後悔の連続だった。
苦労ばかりかけて、自分のことばかり考えていた。
何の親孝行もしていない。
なぜあんな事を言ったのか、謝らなかったのか、
謝りたい、心から母に謝りたかった。
そんな時、ものすごくリアルな夢を見た。
夢の中で母親は居間で座っていた。
母を見つけた私は、泣きながら母親に詫びた。
何もしてやれないで、ひどい事を言って、ごめんと。
本当に子供のように泣いた。
母親は私の手を握って、
「謝らなくちゃいけないのはお母さんだから、、ごめんね」と言った。
それを聞いて、私はますます声をあげて泣いた。
起きた時は枕まで涙で濡れていた。
そして手にははっきりと、母の手の感覚が残っていた。
それだけならリアルな夢で終わっていたのだが、
その夢を見た朝、父が
「今朝、母さんの夢を見た。」と言うのだ。
私のことをよろしくと言ったらしい。
父が直接会いに行って話したらいいと母に言うと、
もう会ってきたからと言ったそうだ。
後悔の念が見せた夢で、偶然の事かもしれない。
でも、夢であれ母に謝ることができて良かった。
結局、私は大学には行けなかった。
今は普通の会社員だ。
が、暇を見つけては絵を描いて、
描きあがった絵は仏壇の前に飾っている。
絵を好きになったのは、美大に行きたかったのは、
子供の頃「上手に描けたね」と言ってくれた母の一言がきっかけだった。
それに気づいたから。
今も、母の事を思うと自責の念で心が痛むけれど、
その母のためにもがんばって生きていきたいと思う。
長文の上、乱文で申し訳ありませんでした。
いい話とはいえない話だったと思いますが、
読んでくださった方、ありがとうございました。
子供の頃、家は流行らない商店で貧乏だった。
母がパートに出て何とか生活できているよう程度の生活だ。
学校の集金のたびに母親がため息をついていたのをよく憶えている。
別段、小学校、中学校は何とも思わなかったけれど、
高校の入り、進学を考えた頃から両親と喧嘩することが多くなった。
私は大学に進みたかった。美大に行って本格的に絵を描きたかったからだ。
しかし進学するのに必要なお金など、どう考えても捻出できなかった。
毎日、昼のパート、夕方からのパートと掛け持ちで働き、くたくたになっている母親に、
「何で進学できないんだよ!子供の進学資金も出せないようじゃ親失格だぜ!」
と言ったことがある。
母親は涙ぐみ何も言わなかった。
その姿にハッと我に返ったが、ぶつけようのない悔しさが邪魔をしてそのまま謝りもしなかった。
しばらく後になって、あの時なぜ謝らなかったのだろうと猛烈に悔やむことになった。
母親は事故で亡くなり、直接謝ることは出来なくなってしまったのだ。
パートの帰りの運転中の事故だった。
交差点に突っ込んでの事故で、ブレーキ痕もない、、
過労だと思う、、
葬式の後、母の部屋を整理していて日記とも家計簿とも取れるようなノートを見つけた。
食費や光熱費、、、私は家計をやりくりした事など当然ないが、
そんな私が見てもギリギリの生活だった。
母親が自分のために使ったものなど何一つなかった。
なのに、、私のための進学のための貯金があった。
ぎりぎりの生活の中で、本当に数百円の単位で毎月貯金してあった。
私が怒鳴ったあたりから、パートの時間が増えていた。
後でわかった事だが、パートの勤務時間を頼み込んで増やしていたようだ。
増えた分は全て貯金、、
私はバカだった。
自分のことだけだった。
母の笑った顔を最後に見たのはいつだったろう?
私は何一つ親孝行などしてない、
母がいなくなってから、後悔の連続だった。
苦労ばかりかけて、自分のことばかり考えていた。
何の親孝行もしていない。
なぜあんな事を言ったのか、謝らなかったのか、
謝りたい、心から母に謝りたかった。
そんな時、ものすごくリアルな夢を見た。
夢の中で母親は居間で座っていた。
母を見つけた私は、泣きながら母親に詫びた。
何もしてやれないで、ひどい事を言って、ごめんと。
本当に子供のように泣いた。
母親は私の手を握って、
「謝らなくちゃいけないのはお母さんだから、、ごめんね」と言った。
それを聞いて、私はますます声をあげて泣いた。
起きた時は枕まで涙で濡れていた。
そして手にははっきりと、母の手の感覚が残っていた。
それだけならリアルな夢で終わっていたのだが、
その夢を見た朝、父が
「今朝、母さんの夢を見た。」と言うのだ。
私のことをよろしくと言ったらしい。
父が直接会いに行って話したらいいと母に言うと、
もう会ってきたからと言ったそうだ。
後悔の念が見せた夢で、偶然の事かもしれない。
でも、夢であれ母に謝ることができて良かった。
結局、私は大学には行けなかった。
今は普通の会社員だ。
が、暇を見つけては絵を描いて、
描きあがった絵は仏壇の前に飾っている。
絵を好きになったのは、美大に行きたかったのは、
子供の頃「上手に描けたね」と言ってくれた母の一言がきっかけだった。
それに気づいたから。
今も、母の事を思うと自責の念で心が痛むけれど、
その母のためにもがんばって生きていきたいと思う。
長文の上、乱文で申し訳ありませんでした。
いい話とはいえない話だったと思いますが、
読んでくださった方、ありがとうございました。
415 :癒されたい名無しさん :04/12/25 18:31:12 ID:Uw7l74ei
時々思い出す小学生の頃の話を書きます。
私は市のスポーツ少年団のとあるチームに所属していました。
あるチームには右手が不自由な子が一人いて、ハンデはあってもみんなと
一緒に楽しくそのスポーツに打ち込んでて、友達も大勢いる子でした。
私のチームのコーチが私に言いました。
あのチームはこないだの大会でがんばったごほうびに、コーチが
ステーキを全員にご馳走したんだ。
店で、ナイフとフォークが出てきた。
でも、みんなが食べ初めても、あの右手が不自由な子はじっとしてた。
ナイフが使えないから困ってたんだ。
それを見て、他のチームメイトはどうしたと思う?
私は「他の子がお肉を切ってあげたんですか?」と聞きました。
でも違いました。他の子はその子がじっとしてるのに気がつくと、
全員ナイフを置いて、フォークだけで肉を食べ始めたんです。
その子も同じように食べ始めたそうです。
私は子供心に自分の答えが甘かったなあ、と思いました。このことを
20年くらいたった今でも時々思い出すのです。
地味な話ですみません。
時々思い出す小学生の頃の話を書きます。
私は市のスポーツ少年団のとあるチームに所属していました。
あるチームには右手が不自由な子が一人いて、ハンデはあってもみんなと
一緒に楽しくそのスポーツに打ち込んでて、友達も大勢いる子でした。
私のチームのコーチが私に言いました。
あのチームはこないだの大会でがんばったごほうびに、コーチが
ステーキを全員にご馳走したんだ。
店で、ナイフとフォークが出てきた。
でも、みんなが食べ初めても、あの右手が不自由な子はじっとしてた。
ナイフが使えないから困ってたんだ。
それを見て、他のチームメイトはどうしたと思う?
私は「他の子がお肉を切ってあげたんですか?」と聞きました。
でも違いました。他の子はその子がじっとしてるのに気がつくと、
全員ナイフを置いて、フォークだけで肉を食べ始めたんです。
その子も同じように食べ始めたそうです。
私は子供心に自分の答えが甘かったなあ、と思いました。このことを
20年くらいたった今でも時々思い出すのです。
地味な話ですみません。
10 名前: 禿 02/12/09 15:52
今年の夏の話だ。夕暮れ時、私の店に1人の若者が入ってきた。
ツーリングの途中で自転車のチェーンが切れてしまったので
修理して欲しいとの依頼だった。詳しく聞くと、こんな事になるとは思って
無かったので1円も持ってない。家まではまだ30kmほど離れて
いるとの事。正直言って、お金はもらえないな・・・と思ったが、
腐れ縁も縁のうちと考え修理した。代金をもらう事は半分諦めて、
いつでもいいから、こっちに来る用事があったら持ってきてくれ!とだけ
言って、名前も聞かずに送り出した。
若者は次の日曜日に自転車に乗って戻ってきた。
私はその若者が帰ってこないと考えていたことを恥じた。
こういうことがあると、商売も悪くないぞヲイ。
今年の夏の話だ。夕暮れ時、私の店に1人の若者が入ってきた。
ツーリングの途中で自転車のチェーンが切れてしまったので
修理して欲しいとの依頼だった。詳しく聞くと、こんな事になるとは思って
無かったので1円も持ってない。家まではまだ30kmほど離れて
いるとの事。正直言って、お金はもらえないな・・・と思ったが、
腐れ縁も縁のうちと考え修理した。代金をもらう事は半分諦めて、
いつでもいいから、こっちに来る用事があったら持ってきてくれ!とだけ
言って、名前も聞かずに送り出した。
若者は次の日曜日に自転車に乗って戻ってきた。
私はその若者が帰ってこないと考えていたことを恥じた。
こういうことがあると、商売も悪くないぞヲイ。
447 名前: 癒されたい名無しさん 04/08/09 00:18 ID:7/a5/vkc
毎朝、新聞配達をしている少年がいました。
一人のおじさんが少年に会ったので「おはよう」と挨拶をしました。
少年は笑顔で会釈を返しました。
次の日もおじさんは挨拶をしましたが少年は笑顔で会釈を返すだけでした。
おじさんは配達所の所長に文句をいいに行きました。
「あの子どもは人に挨拶もできないのか!」と怒りました。
所長は素直に謝り言いました。「あの子は耳が聞こえずしゃべれないんですよ。
学費も新聞の奨学金でやってましてね。家が助かってるとお母さんもよろこんでましてね。」
翌日少年が新聞を配るとおじさんが画用紙を持って待っていました。
そこには[おはよう◯◯君、いつもありがとう]と書いてありました。
少年は涙をこらえながら何回も何回もお辞儀をしました。
毎朝、新聞配達をしている少年がいました。
一人のおじさんが少年に会ったので「おはよう」と挨拶をしました。
少年は笑顔で会釈を返しました。
次の日もおじさんは挨拶をしましたが少年は笑顔で会釈を返すだけでした。
おじさんは配達所の所長に文句をいいに行きました。
「あの子どもは人に挨拶もできないのか!」と怒りました。
所長は素直に謝り言いました。「あの子は耳が聞こえずしゃべれないんですよ。
学費も新聞の奨学金でやってましてね。家が助かってるとお母さんもよろこんでましてね。」
翌日少年が新聞を配るとおじさんが画用紙を持って待っていました。
そこには[おはよう◯◯君、いつもありがとう]と書いてありました。
少年は涙をこらえながら何回も何回もお辞儀をしました。
629 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:04/12/24 08:44:45 ID:/MpArGT+
小学生の頃、自分にとても自信がなかった私は、
毎日愛想笑いを浮かべて顔色を見ている自分がものすごい極悪人だと思っていた。
あるとき、私に悩みを相談してきてくれた子がいて、まじめに聞いて、出来る
限りのアドバイスをした。
その子はその悩みは親にも他の友人にも言えなかったらしく、
「ありがとう、優しいね」
ととても喜んでくれた。
けれどあの時ひねくれていた私は、
「自分は優しくない。そう見えるとしたら、それは偽善者だからだ」
みたいな事を言ってしまった。今から思うとただの馬鹿だ。
その子は私の言葉を聞いて、少し考えてから、こんな事を言ってくれた。
「でもね、偽善者の偽って、人の為って書くんだよ?」
今から思えば金八先生みたいな台詞だが、私にとってはそれがものすごく嬉しくて、
その子の前でぽろぽろ泣いてしまった。
私なんかよりもずっと優しかったあの子も、今はもうこの世にはいない。
数年前に、病で死んでしまったそうだ。
今でもあの時の、切なさと嬉しさと悲しさが一緒くたになったような感覚が、
はっきりと思い出せる。
小学生の頃、自分にとても自信がなかった私は、
毎日愛想笑いを浮かべて顔色を見ている自分がものすごい極悪人だと思っていた。
あるとき、私に悩みを相談してきてくれた子がいて、まじめに聞いて、出来る
限りのアドバイスをした。
その子はその悩みは親にも他の友人にも言えなかったらしく、
「ありがとう、優しいね」
ととても喜んでくれた。
けれどあの時ひねくれていた私は、
「自分は優しくない。そう見えるとしたら、それは偽善者だからだ」
みたいな事を言ってしまった。今から思うとただの馬鹿だ。
その子は私の言葉を聞いて、少し考えてから、こんな事を言ってくれた。
「でもね、偽善者の偽って、人の為って書くんだよ?」
今から思えば金八先生みたいな台詞だが、私にとってはそれがものすごく嬉しくて、
その子の前でぽろぽろ泣いてしまった。
私なんかよりもずっと優しかったあの子も、今はもうこの世にはいない。
数年前に、病で死んでしまったそうだ。
今でもあの時の、切なさと嬉しさと悲しさが一緒くたになったような感覚が、
はっきりと思い出せる。
63 名前: 名無し物書き@推敲中? 02/02/27 13:56
三年前に親父が死んだんだけど、ほとんど遺産を整理し終えた後に
親父が大事にしていた金庫があったんだよ、うちは三人兄弟なんだけど
おふくろも死んじゃってて誰もその金庫の中身を知らなくてさ
とりあえず兄弟家族みんな呼んで、その金庫をあけることにしたんだけど
これがまた頑丈でなかなか開かないんだよ。仕方ないから鍵屋を呼んで
開けてもらうことにしたんだけど、なかなか開かなくてさ
なんとなく俺たちは子供の頃の話を始めたんだよ、親父は昔からすごい厳格で
子供の前で笑ったことも一度もなくて旅行なんてほんとにいかなかった
子育てもお袋に任せっきりで餓鬼の頃はマジで親父に殺意を覚えたよ
んで、一番下の弟が、そういうわけだからしこたま溜め込んでるんじゃねえか?
みたいなことを言い出して、その後に真中の弟も親父が夜中に金庫の前で
ニヤニヤしながらガサガサやってんのを見た とかいったから
俺もかなり金庫の中身に期待を抱いちゃったんだ
んで、そのときに鍵屋がちょうど「カギ、開きましたよ」といったから
ワクワクしながら金庫の前に行き、長男の俺が金庫のドアを開けたんだ
そしたら、まず中からでてきたのは、古びた100点満点のテストなんだ
それをみた一番下の弟が「これ、俺のだ!」といって俺から取り上げたんだよ
次に出てきたのは、なんかの表彰状、すると次は次男が”俺のだ”といいだして
その後にネクタイが出てきたんだ、見覚えがあるなあと思って
気がついて叫んじゃった「あ、これ俺が初めての給料で親父に買ってやったネクタイだ」
その後に次々と昔の品物が出てきて、最後に黒い小箱が出てきたんだよ
その中には子供の頃に家の前で家族全員で撮った古い写真が一枚出てきたんだ
それを見た俺の嫁さんが泣き出しちゃってさ、その後にみんなもなんだか
泣き出しちゃって、俺も最初は、なんでこんなものが金庫のなかにあるのかが分からなくて
なんだよ、金目のものがねーじゃんとか思ってちょっと鬱になってたんだけど
少したって中に入っていたものの意味が理解できたとき、その写真を持ちながら
肩震わして泣いちゃったんだ。人前で初めて本気で号泣しちまったよ
そこで鍵屋が、きまずそうに「あの、私そろそろ戻ります」とかいったんで
みんなが、はっとして涙をにじませながら「ありがとうございました」
このとき、俺は親父がどんなに俺たちのこと想っていてくれたかと
さっきまでの自分が金目当てで金庫を開けようとしたこと
子供の頃に親父に反感を抱き、喧嘩ばっかりしたことが恥ずかしくて仕方がなかった
親父は金よりもほんとうに大事なものを俺たちに遺していってくれたと思っている
三年前に親父が死んだんだけど、ほとんど遺産を整理し終えた後に
親父が大事にしていた金庫があったんだよ、うちは三人兄弟なんだけど
おふくろも死んじゃってて誰もその金庫の中身を知らなくてさ
とりあえず兄弟家族みんな呼んで、その金庫をあけることにしたんだけど
これがまた頑丈でなかなか開かないんだよ。仕方ないから鍵屋を呼んで
開けてもらうことにしたんだけど、なかなか開かなくてさ
なんとなく俺たちは子供の頃の話を始めたんだよ、親父は昔からすごい厳格で
子供の前で笑ったことも一度もなくて旅行なんてほんとにいかなかった
子育てもお袋に任せっきりで餓鬼の頃はマジで親父に殺意を覚えたよ
んで、一番下の弟が、そういうわけだからしこたま溜め込んでるんじゃねえか?
みたいなことを言い出して、その後に真中の弟も親父が夜中に金庫の前で
ニヤニヤしながらガサガサやってんのを見た とかいったから
俺もかなり金庫の中身に期待を抱いちゃったんだ
んで、そのときに鍵屋がちょうど「カギ、開きましたよ」といったから
ワクワクしながら金庫の前に行き、長男の俺が金庫のドアを開けたんだ
そしたら、まず中からでてきたのは、古びた100点満点のテストなんだ
それをみた一番下の弟が「これ、俺のだ!」といって俺から取り上げたんだよ
次に出てきたのは、なんかの表彰状、すると次は次男が”俺のだ”といいだして
その後にネクタイが出てきたんだ、見覚えがあるなあと思って
気がついて叫んじゃった「あ、これ俺が初めての給料で親父に買ってやったネクタイだ」
その後に次々と昔の品物が出てきて、最後に黒い小箱が出てきたんだよ
その中には子供の頃に家の前で家族全員で撮った古い写真が一枚出てきたんだ
それを見た俺の嫁さんが泣き出しちゃってさ、その後にみんなもなんだか
泣き出しちゃって、俺も最初は、なんでこんなものが金庫のなかにあるのかが分からなくて
なんだよ、金目のものがねーじゃんとか思ってちょっと鬱になってたんだけど
少したって中に入っていたものの意味が理解できたとき、その写真を持ちながら
肩震わして泣いちゃったんだ。人前で初めて本気で号泣しちまったよ
そこで鍵屋が、きまずそうに「あの、私そろそろ戻ります」とかいったんで
みんなが、はっとして涙をにじませながら「ありがとうございました」
このとき、俺は親父がどんなに俺たちのこと想っていてくれたかと
さっきまでの自分が金目当てで金庫を開けようとしたこと
子供の頃に親父に反感を抱き、喧嘩ばっかりしたことが恥ずかしくて仕方がなかった
親父は金よりもほんとうに大事なものを俺たちに遺していってくれたと思っている
375 名前: あるHPからのコピペ 04/07/24 11:04 ID:BykQd952
ヘンリー・フォーセットはある日、父親の狩りに同行しました。
二人は森の中で狩りに夢中になって、愉快に過ごしていました。
ところが、父親が誤って猟銃を撃ち、それがたまたま悲劇的にも、
息子の両目を潰してしまったのです。
息子は当時、まだ20才という若さでした。
その事故の前には、息子は聡明で、大志を抱いた、前途有望な若者でした。
たとえその事故によって彼が絶望に打ちひしがれ、心を頑なにしてしまったとしても、
誰も彼を責めることなどできなかったでしょう。
そして初めのうちは、彼にも自分がその道を辿るかのように見えたのでした。
しかし彼の救いとなり、絶望のどん底から抜け出るのを助けてくれたものが一つだけありました。
それは彼が父親を深く愛していたことです。
彼は父親が息子にしてしまったことを苦に思って、気も狂わんばかりになっていたことを知っていたのです。
そして父親の正気を保つためには、自分が絶望のどん底に陥らずに、
希望を抱くしかないと悟ったヘンリーは、実際にそうすることにしたのです。
心が沈んでいても、快活な振りをしました。
人生への興味を失っていたのに、興味がある振りをしました。
また人の役に立てるという希望などなかったのに、
そういう希望を抱いてるような振りをしたのです。
ところがそうしている内に、奇妙なことが起きたのです。
最初は見せ掛けだったものが、現実となったのでした。
人生に対する意欲と情熱がよみがえってきました。
自分の人生で最善を尽くし、最後までとことん戦おうと決意したのです。
その結果、ヘンリー・フォーセットは下院議員に選出され、
それからの生涯、影響力のある議員として活躍しました。
後には、首相グラッドストーンの任命によって、郵政大臣となり、
小包郵便や、郵便為替を初めて導入して、
英国の郵便、および電報制度を大いに改善したのです。
ヘンリー・フォーセットはある日、父親の狩りに同行しました。
二人は森の中で狩りに夢中になって、愉快に過ごしていました。
ところが、父親が誤って猟銃を撃ち、それがたまたま悲劇的にも、
息子の両目を潰してしまったのです。
息子は当時、まだ20才という若さでした。
その事故の前には、息子は聡明で、大志を抱いた、前途有望な若者でした。
たとえその事故によって彼が絶望に打ちひしがれ、心を頑なにしてしまったとしても、
誰も彼を責めることなどできなかったでしょう。
そして初めのうちは、彼にも自分がその道を辿るかのように見えたのでした。
しかし彼の救いとなり、絶望のどん底から抜け出るのを助けてくれたものが一つだけありました。
それは彼が父親を深く愛していたことです。
彼は父親が息子にしてしまったことを苦に思って、気も狂わんばかりになっていたことを知っていたのです。
そして父親の正気を保つためには、自分が絶望のどん底に陥らずに、
希望を抱くしかないと悟ったヘンリーは、実際にそうすることにしたのです。
心が沈んでいても、快活な振りをしました。
人生への興味を失っていたのに、興味がある振りをしました。
また人の役に立てるという希望などなかったのに、
そういう希望を抱いてるような振りをしたのです。
ところがそうしている内に、奇妙なことが起きたのです。
最初は見せ掛けだったものが、現実となったのでした。
人生に対する意欲と情熱がよみがえってきました。
自分の人生で最善を尽くし、最後までとことん戦おうと決意したのです。
その結果、ヘンリー・フォーセットは下院議員に選出され、
それからの生涯、影響力のある議員として活躍しました。
後には、首相グラッドストーンの任命によって、郵政大臣となり、
小包郵便や、郵便為替を初めて導入して、
英国の郵便、および電報制度を大いに改善したのです。
48 名前: (-_-)さん 03/09/01 23:56 ID:HeF/Dcn7
オレはバツイチで3歳の娘がいる。
生意気盛りで全くオレの言う事を聞かない。
両親と同居なので昼間は見てもらっているが片親という事もあって夜は
できるだけ一緒にいる事にしている。
だけど毎日仕事で疲れきっているので正直子供の相手はかなりキツくて
ついつい声を荒げてしまう事がある。
こないだもお菓子をわざとこぼしながら食べていたので最初は軽めに叱った
がまったく聞かずイライラしてしまい怒鳴って泣かしてしまった。
「泣いてもだめだぞ。ごめんなさいは?」と言っても泣きじゃくるだけ
「なんでおまえは言う事聞かないのにウチにいるんだ?そんな子しらないぞ」
と怒鳴ったら
娘は泣きながら小さな声で「パパが大好きだから」と言った。
いつもイライラして子供にあたってるオレに対して娘はそう言った・・・
オレの残りの人生は全てこの娘にくれてやろうと思った。
オレはバツイチで3歳の娘がいる。
生意気盛りで全くオレの言う事を聞かない。
両親と同居なので昼間は見てもらっているが片親という事もあって夜は
できるだけ一緒にいる事にしている。
だけど毎日仕事で疲れきっているので正直子供の相手はかなりキツくて
ついつい声を荒げてしまう事がある。
こないだもお菓子をわざとこぼしながら食べていたので最初は軽めに叱った
がまったく聞かずイライラしてしまい怒鳴って泣かしてしまった。
「泣いてもだめだぞ。ごめんなさいは?」と言っても泣きじゃくるだけ
「なんでおまえは言う事聞かないのにウチにいるんだ?そんな子しらないぞ」
と怒鳴ったら
娘は泣きながら小さな声で「パパが大好きだから」と言った。
いつもイライラして子供にあたってるオレに対して娘はそう言った・・・
オレの残りの人生は全てこの娘にくれてやろうと思った。
メモ(人の思いと猫)
2004年12月23日 メモ814 名前: 癒されたい名無しさん 04/09/28 06:55:00 ID:1XnXB//a
漏れの実家は広島にある。家は結構大きいほうで、
なんとか自慢できるくらいの庭もあった。
うちをここまでにしたのはばあちゃんとじいちゃんのおかげだ。
戦後すぐに海軍から帰ってきたじいちゃんは、
ばあちゃんと二人で会社を始めた。
その会社を二人で一生懸命大きくして、
やっとじいちゃんも親父に跡を譲った頃、ばあちゃんが死んだ。
心臓病で半年ぐらい入院してからの大往生だったよ。でね。
その死んだばあちゃんは大の猫好きで、捨て猫を見ては拾ってきて、
俺が物心つく頃には家には5匹くらいの猫がいた。
そのうちの一匹に「ミーコ」ってメスの三毛猫がいたんだ。
そいつはばあちゃんと同じぐらい年行ってて、
うちの猫の中でも威厳を保ってたかっこいい猫だった。
そいつはいつもばあちゃんの背中に乗っかって、
散歩する時もいつも一緒だった。
はたから見ればその姿は「妖怪かよ!」
と思われても不思議じゃなかったと思うね。
でも、ばあちゃんが死んでからその猫の居場所はなくなっちまった。
いつも乗っかってたばあちゃんのあの背中がなくなってから、
ミーコは毎日縁側でぼーっと庭を見てた。
ばあちゃんが大好きだった庭を見ながら、毎日そうしてたんだわ。
俺ら家族はミーコの元気が出るように、
話しかけたり撫でてやったりするようにしてた。
でも、ある日親父が縁側でぐったりなってるミーコを見つけたんだわ。
びっくりして病院に連れて行ったら、老衰でかなり弱ってます、って。
そりゃもう二十数年生きてきたような化け猫だったから、
仕方ないとは思ったよ。家に連れて帰ってから、
みんなで介抱してあげた。
そうしたらある日、じいちゃんがミーコの様子を見に来たんだ。
するとミーコのやつは、思い出したように
じいちゃんの背中に登ろうとするんだ。
もう動く力もないだろうとおもってたのに。
一生懸命爪立てて、必死で登ろうとするんだよ。
そしたらじいちゃんはガリガリになったミーコの体をそっと背中に乗せて、
「庭を散歩してくる」って。
その夜にミーコは死んじまった。最後に庭が見れて幸せだったろうって、
親父は言ってたよ。
で、うちの主みたいな猫だったんだ、
通夜ぐらいはしてやろうってなったわけ。
んで家族一同集まって、ミーコの写真をばあちゃんの仏壇の横に飾って、
ささやかな通夜を上げたんです。
人も猫もおらんようになって、さみしゅうなるのーって酒飲んでた。
そしたら、うちでミーコの次に年配のミルキーって猫が、
じいちゃんの背中にちょこんと座ったんだ。
じいちゃん号泣。漏れも泣いちまったよ。何だよお前ら、
猫のくせに人慰めてんじゃねーよ、って。
それ以来その猫はじいちゃんの背中が居場所になってる。
でももし、じいちゃんが死んだ時、
ミーコみたいに居場所がなくなるのはかわいそうだから、
そん時は俺が背中を貸してやろうと思ってるよ。
でもじいちゃんにも猫にも、いつまでも元気でいてほしい。
実家に帰ったら目いっぱい酒飲もうな、じいちゃん。
マジ駄文スマソ。
漏れの実家は広島にある。家は結構大きいほうで、
なんとか自慢できるくらいの庭もあった。
うちをここまでにしたのはばあちゃんとじいちゃんのおかげだ。
戦後すぐに海軍から帰ってきたじいちゃんは、
ばあちゃんと二人で会社を始めた。
その会社を二人で一生懸命大きくして、
やっとじいちゃんも親父に跡を譲った頃、ばあちゃんが死んだ。
心臓病で半年ぐらい入院してからの大往生だったよ。でね。
その死んだばあちゃんは大の猫好きで、捨て猫を見ては拾ってきて、
俺が物心つく頃には家には5匹くらいの猫がいた。
そのうちの一匹に「ミーコ」ってメスの三毛猫がいたんだ。
そいつはばあちゃんと同じぐらい年行ってて、
うちの猫の中でも威厳を保ってたかっこいい猫だった。
そいつはいつもばあちゃんの背中に乗っかって、
散歩する時もいつも一緒だった。
はたから見ればその姿は「妖怪かよ!」
と思われても不思議じゃなかったと思うね。
でも、ばあちゃんが死んでからその猫の居場所はなくなっちまった。
いつも乗っかってたばあちゃんのあの背中がなくなってから、
ミーコは毎日縁側でぼーっと庭を見てた。
ばあちゃんが大好きだった庭を見ながら、毎日そうしてたんだわ。
俺ら家族はミーコの元気が出るように、
話しかけたり撫でてやったりするようにしてた。
でも、ある日親父が縁側でぐったりなってるミーコを見つけたんだわ。
びっくりして病院に連れて行ったら、老衰でかなり弱ってます、って。
そりゃもう二十数年生きてきたような化け猫だったから、
仕方ないとは思ったよ。家に連れて帰ってから、
みんなで介抱してあげた。
そうしたらある日、じいちゃんがミーコの様子を見に来たんだ。
するとミーコのやつは、思い出したように
じいちゃんの背中に登ろうとするんだ。
もう動く力もないだろうとおもってたのに。
一生懸命爪立てて、必死で登ろうとするんだよ。
そしたらじいちゃんはガリガリになったミーコの体をそっと背中に乗せて、
「庭を散歩してくる」って。
その夜にミーコは死んじまった。最後に庭が見れて幸せだったろうって、
親父は言ってたよ。
で、うちの主みたいな猫だったんだ、
通夜ぐらいはしてやろうってなったわけ。
んで家族一同集まって、ミーコの写真をばあちゃんの仏壇の横に飾って、
ささやかな通夜を上げたんです。
人も猫もおらんようになって、さみしゅうなるのーって酒飲んでた。
そしたら、うちでミーコの次に年配のミルキーって猫が、
じいちゃんの背中にちょこんと座ったんだ。
じいちゃん号泣。漏れも泣いちまったよ。何だよお前ら、
猫のくせに人慰めてんじゃねーよ、って。
それ以来その猫はじいちゃんの背中が居場所になってる。
でももし、じいちゃんが死んだ時、
ミーコみたいに居場所がなくなるのはかわいそうだから、
そん時は俺が背中を貸してやろうと思ってるよ。
でもじいちゃんにも猫にも、いつまでも元気でいてほしい。
実家に帰ったら目いっぱい酒飲もうな、じいちゃん。
マジ駄文スマソ。
メモ(飼い主と飼われる猫)
2004年12月23日 メモ209 名前: 名無し物書き@推敲中? 02/10/28 23:27
この前飼い猫が病気になったんですよ、末期のね。
で、生まれて初めてペットロスを経験したわけですわ。
正直最初はペットロスって軽いもんだと思ってたのよ。
動物飼いならみんな普通に経験してるからさ。
あのね、俺が間違ってた。あれは人が経験するもんじゃない。
冷血人間だね、冷血人間だけが耐えられるものだよ。
最初に「安楽死承諾書」出された時さ、めちゃめちゃびびって
ペンそろ〜って持ってそろ〜っと名前書いたのよ。10秒くらいかけてさ。
でなんか怖くなって消すどころか承諾書破り捨てちゃったのさ。
そしたら飼い猫がさ「苦しいよ」とか目で訴えてくるの。
同じ過ちは2度繰り返さないのが俺よ。
だから名前書いたのさ。えぇ、そりゃもう書きましたとも。全てを忘れて書いたよ
家に迷い込んできた時のヤツの心もとないほどガリガリだった体とか、
初めて膝で寝てくれたときにホントに嬉しかった事とか、
エサをねだる時の愛らしい顔とか色々思い浮かんでくるのを頭から振り払ってね。
だってヤツが苦しいって訴えてたからね。
そしてらエライ事になった。
もうすごい即死。そして俺のすごい涙。幅3cmくらい。
昔の漫画だけど星飛雄馬やはだしのゲンにも負けない。
それで横見たら飼い猫がすごい安らかな顔を俺の方に向けてんの。
ホントごめんなさい。
正直「飼い主なら苦しみから救ってやるのが義務だぜ!」なんて見栄張らないで
素直に最後まで悪あがきしてやればよかった、
せめて自然に任せて死なせてやればよかったと思ったよ。
心の底から承諾書にサインした事を後悔したね。
でも埋葬が終わって友達に「猫はさっさと死んじまうな!これだから猫は。
今度は長生きするカメでも飼うか」とか言っちゃてんの。
ホント俺ってダメ人間。
誰か助けて下さい。・゜・(ノД`)・゜・。
210 名前: 名無し物書き@推敲中? 02/10/28 23:28
この前病気になったんですよ、末期のね。
で、生まれて初めて飼い主との別れを経験したわけですわ。
正直最初は別れって簡単なもんだと思ってたのよ。
野良猫時代は普通のことだったからさ。
あのね、俺が間違ってた。あれは猫が経験するもんじゃない。
冷血動物だね、は虫類だけが耐えられるものだよ。
最初に動物病院に入った時さ、めちゃめちゃ痛くて脚そろ〜って
動かしてそろ〜っと尻尾ひきずったのよ。10秒くらいかけてさ。
でなんか体が動かなくなって診療台の上でへたりこんじゃったのさ。
そしたら飼い主がさ「苦しいのか」とか目で訴えてくるの。
同じ過ちは2度繰り返さないのが俺よ。
だからニャーンて鳴いたのさ。えぇ、そりゃもう鳴きましたとも。
全てを忘れて鳴いたよ。
家に迷い込んだ時のヤツの暖かいまなざしとか、
初めて膝で寝たときにホントに気持ちよかった事とか、
エサをくれる時の呼び声とか色々思い浮かんでくるのを頭から振り払ってね。
だって長引くと飼い主がつらいだろうって思ったからね。
そしてらエライ事になった。
もうすごい即死。そして飼い主のすごい涙。幅3cmくらい。
昔の漫画だけど星飛雄馬やはだしのゲンにも負けない。
それで横見たら飼い主がすごい悲しそうな顔を俺の方に向けてんの。
ホントごめんなさい。
正直「飼い主を苦しみから救ってやるのが義務だぜ!」なんて
見栄張らないで素直に最後まで悪あがきしてやればよかった、
せめて自然に任せて死ねばよかったと思ったよ。
心の底から承諾書にサインさせた事を後悔したね。
でも埋葬が終わって天国で「飼い主って寿命ありすぎるよな!これだから人間は。
今度は長生きするカメにでも生まれるか」とか言っちゃてんの。
ホント俺ってダメ猫。
…もう泣かないで下さい。
この前飼い猫が病気になったんですよ、末期のね。
で、生まれて初めてペットロスを経験したわけですわ。
正直最初はペットロスって軽いもんだと思ってたのよ。
動物飼いならみんな普通に経験してるからさ。
あのね、俺が間違ってた。あれは人が経験するもんじゃない。
冷血人間だね、冷血人間だけが耐えられるものだよ。
最初に「安楽死承諾書」出された時さ、めちゃめちゃびびって
ペンそろ〜って持ってそろ〜っと名前書いたのよ。10秒くらいかけてさ。
でなんか怖くなって消すどころか承諾書破り捨てちゃったのさ。
そしたら飼い猫がさ「苦しいよ」とか目で訴えてくるの。
同じ過ちは2度繰り返さないのが俺よ。
だから名前書いたのさ。えぇ、そりゃもう書きましたとも。全てを忘れて書いたよ
家に迷い込んできた時のヤツの心もとないほどガリガリだった体とか、
初めて膝で寝てくれたときにホントに嬉しかった事とか、
エサをねだる時の愛らしい顔とか色々思い浮かんでくるのを頭から振り払ってね。
だってヤツが苦しいって訴えてたからね。
そしてらエライ事になった。
もうすごい即死。そして俺のすごい涙。幅3cmくらい。
昔の漫画だけど星飛雄馬やはだしのゲンにも負けない。
それで横見たら飼い猫がすごい安らかな顔を俺の方に向けてんの。
ホントごめんなさい。
正直「飼い主なら苦しみから救ってやるのが義務だぜ!」なんて見栄張らないで
素直に最後まで悪あがきしてやればよかった、
せめて自然に任せて死なせてやればよかったと思ったよ。
心の底から承諾書にサインした事を後悔したね。
でも埋葬が終わって友達に「猫はさっさと死んじまうな!これだから猫は。
今度は長生きするカメでも飼うか」とか言っちゃてんの。
ホント俺ってダメ人間。
誰か助けて下さい。・゜・(ノД`)・゜・。
210 名前: 名無し物書き@推敲中? 02/10/28 23:28
この前病気になったんですよ、末期のね。
で、生まれて初めて飼い主との別れを経験したわけですわ。
正直最初は別れって簡単なもんだと思ってたのよ。
野良猫時代は普通のことだったからさ。
あのね、俺が間違ってた。あれは猫が経験するもんじゃない。
冷血動物だね、は虫類だけが耐えられるものだよ。
最初に動物病院に入った時さ、めちゃめちゃ痛くて脚そろ〜って
動かしてそろ〜っと尻尾ひきずったのよ。10秒くらいかけてさ。
でなんか体が動かなくなって診療台の上でへたりこんじゃったのさ。
そしたら飼い主がさ「苦しいのか」とか目で訴えてくるの。
同じ過ちは2度繰り返さないのが俺よ。
だからニャーンて鳴いたのさ。えぇ、そりゃもう鳴きましたとも。
全てを忘れて鳴いたよ。
家に迷い込んだ時のヤツの暖かいまなざしとか、
初めて膝で寝たときにホントに気持ちよかった事とか、
エサをくれる時の呼び声とか色々思い浮かんでくるのを頭から振り払ってね。
だって長引くと飼い主がつらいだろうって思ったからね。
そしてらエライ事になった。
もうすごい即死。そして飼い主のすごい涙。幅3cmくらい。
昔の漫画だけど星飛雄馬やはだしのゲンにも負けない。
それで横見たら飼い主がすごい悲しそうな顔を俺の方に向けてんの。
ホントごめんなさい。
正直「飼い主を苦しみから救ってやるのが義務だぜ!」なんて
見栄張らないで素直に最後まで悪あがきしてやればよかった、
せめて自然に任せて死ねばよかったと思ったよ。
心の底から承諾書にサインさせた事を後悔したね。
でも埋葬が終わって天国で「飼い主って寿命ありすぎるよな!これだから人間は。
今度は長生きするカメにでも生まれるか」とか言っちゃてんの。
ホント俺ってダメ猫。
…もう泣かないで下さい。
113 名前: 拾いモノだけど 02/02/11 12:25
アメリカのとある地方に野球観戦の大好きな、
でも、目の見えない少年がいました。
少年は大リーグ屈指のスラッガーである選手にあこがれています。
少年はその選手へファンレターをつづりました。
「ぼくは、めがみえません。でも、毎日あなたのホームランを
たのしみにしています。
しゅじゅつをすれば見えるようになるのですが、こわくてたまりません。
あなたのようなつよいこころがほしい。ぼくのヒーローへ。」
少年のことがマスコミの目にとまり、二人の対面が実現することになりました。
カメラのフラッシュの中、ヒーローと少年はこう約束します。
今度の試合でホームランを放てば、少年は勇気をもって手術に臨む、と。
そして、その試合、ヒーローによる最後の打席。2ストライク3ボール。
テレビや新聞を見た多くのファンが、スタジアムで固唾をのんで見守り、
少年自身も、テレビの中継を祈る思いで聞いています。
ピッチャーが投げた最後のボールは、
大きな空振りとともに、キャッチャーミットに突き刺さりました。
全米から大きなためいきが漏れようとしたその時、
スタジアムの実況が、こう伝えました。
「ホームラン! 月にまで届きそうな、大きな大きなホームランです!」
アメリカのとある地方に野球観戦の大好きな、
でも、目の見えない少年がいました。
少年は大リーグ屈指のスラッガーである選手にあこがれています。
少年はその選手へファンレターをつづりました。
「ぼくは、めがみえません。でも、毎日あなたのホームランを
たのしみにしています。
しゅじゅつをすれば見えるようになるのですが、こわくてたまりません。
あなたのようなつよいこころがほしい。ぼくのヒーローへ。」
少年のことがマスコミの目にとまり、二人の対面が実現することになりました。
カメラのフラッシュの中、ヒーローと少年はこう約束します。
今度の試合でホームランを放てば、少年は勇気をもって手術に臨む、と。
そして、その試合、ヒーローによる最後の打席。2ストライク3ボール。
テレビや新聞を見た多くのファンが、スタジアムで固唾をのんで見守り、
少年自身も、テレビの中継を祈る思いで聞いています。
ピッチャーが投げた最後のボールは、
大きな空振りとともに、キャッチャーミットに突き刺さりました。
全米から大きなためいきが漏れようとしたその時、
スタジアムの実況が、こう伝えました。
「ホームラン! 月にまで届きそうな、大きな大きなホームランです!」
727 名前:なまえをいれてください[sage] 投稿日:04/12/14 14:41:53 ID:IeMcfXLA
そういう気持ちが彼女のモチベーションになってるんでしょうね。
何か子供の話と聞いて宮本コピペを思い出した。サポートの燃料として貼ってみるかw
大昔消防の頃ディスクシステムのあるゲームを発売日に買ったら
一週間くらいで傷を付けてしまって読み取り不能になった。で、半べそかきつつ説明書の最後の方に
「故障したらここに連絡を」と書いてあったので任天堂に電話してみた。
説明書には「自分の不注意で壊した場合は送料と手数料を負担すれ」と書いてあったけど、
正直に発売日に買って一週間目に自分の不注意で壊した、と告げたら
「とりあえずサービスセンターではなく任天堂本社まで送ってください」
と言われたので送ったら一週間くらいして 任天堂から荷物が。
開けて見たら新品のソフト+此方が送った時にかかった送料+マリオのグッツ+お手紙」が入ってた。
728 名前:なまえをいれてください[sage] 投稿日:04/12/14 14:43:13 ID:IeMcfXLA
お手紙には本社の宮本って言う人の直筆で
「せっかく発売日に買って、楽しく遊んでいたのに壊れてしまって残念だね。
君は小学生だからお金が無いでしょう?
お金が余り無い中ゲームを購入してくれた君から修理代を取る事は出来ません。
今回はおじさんが直して上げるから今後は取り扱いには注意してね」って書かれてた。
他にもマリオの事とか今作っているゲームの事とか色々書いてあった。。。
正直( ゜д゜)ポカーソとなった。
その製品、任天堂の物じゃなかったのに。。。
って言うか説明書に載ってた電話番号に電話したら出たのがあの宮本さんっだったらすぃ(何故
感動すた!!
そういう気持ちが彼女のモチベーションになってるんでしょうね。
何か子供の話と聞いて宮本コピペを思い出した。サポートの燃料として貼ってみるかw
大昔消防の頃ディスクシステムのあるゲームを発売日に買ったら
一週間くらいで傷を付けてしまって読み取り不能になった。で、半べそかきつつ説明書の最後の方に
「故障したらここに連絡を」と書いてあったので任天堂に電話してみた。
説明書には「自分の不注意で壊した場合は送料と手数料を負担すれ」と書いてあったけど、
正直に発売日に買って一週間目に自分の不注意で壊した、と告げたら
「とりあえずサービスセンターではなく任天堂本社まで送ってください」
と言われたので送ったら一週間くらいして 任天堂から荷物が。
開けて見たら新品のソフト+此方が送った時にかかった送料+マリオのグッツ+お手紙」が入ってた。
728 名前:なまえをいれてください[sage] 投稿日:04/12/14 14:43:13 ID:IeMcfXLA
お手紙には本社の宮本って言う人の直筆で
「せっかく発売日に買って、楽しく遊んでいたのに壊れてしまって残念だね。
君は小学生だからお金が無いでしょう?
お金が余り無い中ゲームを購入してくれた君から修理代を取る事は出来ません。
今回はおじさんが直して上げるから今後は取り扱いには注意してね」って書かれてた。
他にもマリオの事とか今作っているゲームの事とか色々書いてあった。。。
正直( ゜д゜)ポカーソとなった。
その製品、任天堂の物じゃなかったのに。。。
って言うか説明書に載ってた電話番号に電話したら出たのがあの宮本さんっだったらすぃ(何故
感動すた!!
158 :素敵な旦那様 [sage] :04/12/17 16:19:19
昨日の夜。年末だし仕事も超忙しいし残業続きだし、
普通に午前2時に帰宅、いつもどおりだよ。
テーブルの上の冷めたおかずがいつもより少しリッチだった。
ボーナス出たばっかしだしな、
でもあんま飛ばして使うとすぐなくなっちゃうぞー、
オレの稼ぎは少ないぜぇー、
かなんかブツブツ言いながら食って、風呂入って、ビール飲んで即寝。
今朝、しょんべんで目が覚めたら
オレの横でまだ寝てるかみさんの枕元に、花一輪。
摘みたてっぽい、なんかわからんけど、とにかく花だ。
なんか供えてあんの。
なんじゃこりゃ、と思いながらしょんべん行って
二度寝する前にリビングで、我が家で一番の早起き小僧に
「かーさんの枕元に花置いたのお前か」ってきいたら
犬の散歩の途中で近所の人に
「かーさんにあげたいので一輪だけ下さい」って貰ってきたんだと。
「とーさん、好きな女の誕生日には、花ぐらいあげなきゃだめだ」
ってマジ顔で言われた。
「あの花、とーさんから、ってことにしといてやるから。」って。
昨日、かみさんの誕生日だった。
・・・・・わすれてた。。。。。
小4の息子、生まれた時なんか3キロなかったんだぜ、
あのチビスケがオレに貸し作りやがった。
嬉しいやら情けないやらで、朝からなんだか涙ぐんじゃったよ。
オレ、今日、ケーキ買って早めに帰るよ。
昨日の夜。年末だし仕事も超忙しいし残業続きだし、
普通に午前2時に帰宅、いつもどおりだよ。
テーブルの上の冷めたおかずがいつもより少しリッチだった。
ボーナス出たばっかしだしな、
でもあんま飛ばして使うとすぐなくなっちゃうぞー、
オレの稼ぎは少ないぜぇー、
かなんかブツブツ言いながら食って、風呂入って、ビール飲んで即寝。
今朝、しょんべんで目が覚めたら
オレの横でまだ寝てるかみさんの枕元に、花一輪。
摘みたてっぽい、なんかわからんけど、とにかく花だ。
なんか供えてあんの。
なんじゃこりゃ、と思いながらしょんべん行って
二度寝する前にリビングで、我が家で一番の早起き小僧に
「かーさんの枕元に花置いたのお前か」ってきいたら
犬の散歩の途中で近所の人に
「かーさんにあげたいので一輪だけ下さい」って貰ってきたんだと。
「とーさん、好きな女の誕生日には、花ぐらいあげなきゃだめだ」
ってマジ顔で言われた。
「あの花、とーさんから、ってことにしといてやるから。」って。
昨日、かみさんの誕生日だった。
・・・・・わすれてた。。。。。
小4の息子、生まれた時なんか3キロなかったんだぜ、
あのチビスケがオレに貸し作りやがった。
嬉しいやら情けないやらで、朝からなんだか涙ぐんじゃったよ。
オレ、今日、ケーキ買って早めに帰るよ。