アテネオリンピック開催中。
ご多分に漏れず、日々オリンピックを鑑賞している。
元陸上オタクだった(たぶん)オイラとしては、
幸せなシーズンでもある。

で・・・、TVで観てて少し気になっていることがある。
それは日本人競技者の勝った後の挙動及びインタビューだ。
特に勝者となった時の、である。

試合に勝つ。
即座に喜びを体全体で表現する選手。
まー競技にもよると思うので、百歩譲ってそれはいいとして。
ただ、インタビューでの発言で
「メッチャ気持ちええ〜!」といった類の発言をするのは
なんだか違和感を感じてしまう。

確かに嬉しいのはわかる気がするのだけど、
どーにもそこに「精神の幼さ」を感じてしまい、
興味を削がれてしまう。
感情をストレートに出すことが美徳であろうか?
なんか違う気がする。

日本の指導者レベルというのは、
今回のオリンピックの結果からも推測できるように、
技術的なレベルは世界トップレベルなのだろう。
でも一人の人生の先輩としての指導力としては、
いまひとつな指導者が多いのではないだろうか。

TVでみた高校野球の勝利チームインタビューを思い出した。
勝利したチームの主将がインタビューで
「僕達は注目される立場となります。だからみんなの模範となるような、
 そういったことを意識しなければいけないと思います。」
という趣旨のコメントを述べた。

高校野球を取り巻く環境が素晴らしいというわけではない。
選手の青田刈りとか、その内幕はかなりドロドロしていると思うが、
ここはその議論ではない。
ここでは、その生徒を指導している監督の指導力が素晴らしいということ。

指導者は選手に技術面の向上だけ意識して教えれば良いのだろうか?

自分に厳しくできるか、
相手を思いやる気持ちがあるか。

これも長期的な視点で見れば、
おのずと答えは出てくることのような気がする。

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