思うに、日本の食品管理体制は
かなりおざなりなものだったように感じる。
要するに「安かろう、良かろう」という姿勢。

安いものには“それなり”の理由があるのだけど、
大多数はそこに疑問点を見出せなかった。
そこには日本の風土からくる「日本のものは安全」
という“安全神話”から起因しているものだと思う。

それが昨今、連続して発覚している食品管理体制の杜撰さの露呈により、
「安全かつ高品質なものを」求める動きが出てきた。

今のところ、管理体制がしっかりしている食品は、
いわゆるスーパーなどで安売りされているものより割高だ。
でも、それを家庭的に高いとみるかどうかは
購入者の価値観による。

その違いは個々のレベルでみれば、ほんとわずかな差である。
だが、食事は毎日、何年、何十年と続けていくもの。
その視点でみれば差は大きい。

また食品によっては明らかに味が違うものもある。
“おいしい”“おいしくない”というレベルで、だ。

まーオイラの場合、食事は趣味みたいなもの。
“趣味”イコール“道楽”。
道楽に多少金がかかるのは当り前だ。
だからすんなりと良いもの、おいしいものを求めることができた。

今後、これらの良質な食品を取り扱う市場がどうなっていくか、
興味のあるところだ。

・・・というようなことを、
最近のオイラの食事事情と、モスバーガーのHPをみて思ったのでした。

そういえば、以前、吉野家を初めとする大手牛丼チェーン店や
マクドナルドなどの大手ハンバーガーチェーン店が
大幅な値下げを実施して、その経営手腕をマスコミが
こぞって取り上げ賞賛したが、
数年後の今、結果はみてのとおりである。

そういった風潮のなかでもモスの姿勢は変わらなかった。
経営者はかなり芯の通った、先見性のある人物なのだろう。

短期ではなく長期的な視点。
大いに参考になる。

<参考>
「緑モス」はどんなお店?
http://www.mos.co.jp/more/qa/qa5.html#q18

コメント