メモ(聞けなかった言葉)
2005年1月30日 メモ346 名前: 名無し物書き@推敲中? 03/03/17 19:06
中学生の時に付き合っていた女の子が亡くなって、
ちょうど15年目を迎えました。
私も彼女もまだ幼かったんでしょう。
恋愛というよりは二人でじゃれ合っているという
言葉の方が正しかったかも知れません。
ちょうど卒業式の前の日でした。
周りの皆には付き合っているなんて恥ずかしくて言っていませんでした。
って言うより何を以って付き合っているかなんて良く分からなかった。
けれども私は毎日学校の帰り道でクラスメートが
通りそうもない道で待ち合わせをしている日々に充実感さえ感じていた。
お互い進学する学校は全然違うのだけれども他愛もない夢話に毎日夢中になっていた。
そうしてしばらくしてから「交換日記」をしたいと彼女から切り出してきた。
僕はすぐにOKの返事をした。とにかく彼女と何かしてみたかっただけですけどね
そうして卒業式が近づいてきて日記の中に「卒業式に言いたいことがある。
でも恥ずかしいから言葉じゃなく日記に書いて渡しますのでその場で読んでね」と書いてありました
私は舞い上がって卒業式の日を待ち遠しく思っていました。
今にして思えば何か変な期待をしていた筈です。
当日私と彼女はクラスが違うため、
式が終わった後でも校庭では探し出す事が出来ませんでしたし
後輩ともしゃべりたかったのでさして気にもしませんでした
さて探そう..
そう思っていたら突然校内放送が流れて教員が全員職員室に呼ばれました。
「なんかあったのか?」ぐらいにしか思わなかったのですが、
いろいろ噂話を聞いていると誰か交通事故に遭ったらしいとの事でした。
その時に本当に心臓をわしずかみにされたような嫌な気持ちで
少し気分が悪くなったのを今でも忘れられません。
予感は当たっていました。
彼女は式が終わってから自宅に戻り「日記」をもって
私に渡すために自転車に乗って中学校まで来る途中に
大きい道路でバランスを崩し倒れてしまったところに
運悪く都営バスがきてしまいはねられてしまったのです。
それを知った私は恥も外聞も無く先生に食ってかかり
「病院はどこ!無事なの!」と言い寄りました。
先生は事故のショックと
普段はおとなしい私が物凄い剣幕で言い寄ったので少し唖然としていました。
それでも教えてもらって病院まで走りました。
卒業証書も学ランも投げ捨てて。
病院までは3〜4kmぐらいありました息が切れて
2度ほど転びましたけど無我夢中で病院まで走りつづけました
病院について受付に「○○○さんはどうなりましたっ!!」て
飛びかかる勢いで聞いたら、別室に呼ばれて(受付で騒いでいたからだと思う)
今は意識不明の状況で家族と連絡を取っている最中なので
合わす事は出来ないって言われましたが、
さらに食ってかかっているときに彼女の母親が到着しました。
私は母親に「お願いだから合わせて欲しい、約束していたんですっ!」と
頼みましたが聞き入れてもらえませんでした。
呆然と病院の廊下で立ち尽くしていると
看護婦さんが1冊のノートを持ってきて
「○○○さんのお母さんがこれを貴方にって」渡してくれました。
紛れも無く「交換日記」に使っていたノートです。
後で読めばよかったのですがその時は夢中で最後のページを探しました。
それには
「文字じゃ恥ずかしいってこの前書いたけどやっぱり言葉で伝えるね」
と1行だけ書いてありました。
いろいろ詮索しているうちに担任の先生や彼女の友達が病院に到着しました。
教頭先生(だったと思う)が一人だけ中に呼ばれた。
彼女は亡くなっていた。今でも忘れない14時28分だ
私は涙はでるが声は出なかった。出したくても出なかった。出したかった。
すいません続きは拙い文章でよければまた書きます、
ちょっと思い出してしまった。
中学生の時に付き合っていた女の子が亡くなって、
ちょうど15年目を迎えました。
私も彼女もまだ幼かったんでしょう。
恋愛というよりは二人でじゃれ合っているという
言葉の方が正しかったかも知れません。
ちょうど卒業式の前の日でした。
周りの皆には付き合っているなんて恥ずかしくて言っていませんでした。
って言うより何を以って付き合っているかなんて良く分からなかった。
けれども私は毎日学校の帰り道でクラスメートが
通りそうもない道で待ち合わせをしている日々に充実感さえ感じていた。
お互い進学する学校は全然違うのだけれども他愛もない夢話に毎日夢中になっていた。
そうしてしばらくしてから「交換日記」をしたいと彼女から切り出してきた。
僕はすぐにOKの返事をした。とにかく彼女と何かしてみたかっただけですけどね
そうして卒業式が近づいてきて日記の中に「卒業式に言いたいことがある。
でも恥ずかしいから言葉じゃなく日記に書いて渡しますのでその場で読んでね」と書いてありました
私は舞い上がって卒業式の日を待ち遠しく思っていました。
今にして思えば何か変な期待をしていた筈です。
当日私と彼女はクラスが違うため、
式が終わった後でも校庭では探し出す事が出来ませんでしたし
後輩ともしゃべりたかったのでさして気にもしませんでした
さて探そう..
そう思っていたら突然校内放送が流れて教員が全員職員室に呼ばれました。
「なんかあったのか?」ぐらいにしか思わなかったのですが、
いろいろ噂話を聞いていると誰か交通事故に遭ったらしいとの事でした。
その時に本当に心臓をわしずかみにされたような嫌な気持ちで
少し気分が悪くなったのを今でも忘れられません。
予感は当たっていました。
彼女は式が終わってから自宅に戻り「日記」をもって
私に渡すために自転車に乗って中学校まで来る途中に
大きい道路でバランスを崩し倒れてしまったところに
運悪く都営バスがきてしまいはねられてしまったのです。
それを知った私は恥も外聞も無く先生に食ってかかり
「病院はどこ!無事なの!」と言い寄りました。
先生は事故のショックと
普段はおとなしい私が物凄い剣幕で言い寄ったので少し唖然としていました。
それでも教えてもらって病院まで走りました。
卒業証書も学ランも投げ捨てて。
病院までは3〜4kmぐらいありました息が切れて
2度ほど転びましたけど無我夢中で病院まで走りつづけました
病院について受付に「○○○さんはどうなりましたっ!!」て
飛びかかる勢いで聞いたら、別室に呼ばれて(受付で騒いでいたからだと思う)
今は意識不明の状況で家族と連絡を取っている最中なので
合わす事は出来ないって言われましたが、
さらに食ってかかっているときに彼女の母親が到着しました。
私は母親に「お願いだから合わせて欲しい、約束していたんですっ!」と
頼みましたが聞き入れてもらえませんでした。
呆然と病院の廊下で立ち尽くしていると
看護婦さんが1冊のノートを持ってきて
「○○○さんのお母さんがこれを貴方にって」渡してくれました。
紛れも無く「交換日記」に使っていたノートです。
後で読めばよかったのですがその時は夢中で最後のページを探しました。
それには
「文字じゃ恥ずかしいってこの前書いたけどやっぱり言葉で伝えるね」
と1行だけ書いてありました。
いろいろ詮索しているうちに担任の先生や彼女の友達が病院に到着しました。
教頭先生(だったと思う)が一人だけ中に呼ばれた。
彼女は亡くなっていた。今でも忘れない14時28分だ
私は涙はでるが声は出なかった。出したくても出なかった。出したかった。
すいません続きは拙い文章でよければまた書きます、
ちょっと思い出してしまった。
コメント